いちりゅう南宮崎店

子ども向けのお店ってどんな店?

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いちりゅう南宮崎店は、はじめは子ども連れでの来店も可能としながらも、キッズルームなどない普通の焼肉屋さんでした。

なぜ、キッズルームを作り子ども向けにしたのか。

それは、僕がいちりゅう南宮崎店で個人事業主になってからの、試行錯誤の末たどり着いた形でした。

場所は二流…。立地に難ありの焼肉店

いちりゅう南宮崎店は、立地的にいい場所とは決して言えません。一度、広告関係の専門学校生にお店のキャッチコピーコンペを企画したところ、「味は一流(いちりゅう)場所は二流」なんて作品が出てくるぐらいの場所です。

お店の写真ですが、見事に田んぼに囲まれたのどかな場所にある焼肉屋です。
しかし実際のところ、1キロ圏内には新興住宅地が2つある、開拓された場所ではあるのです。

ただ、1キロというのは都会だと普通に歩ける距離ですが、夜はカエルの鳴き声しかしない、静かで明かりの少ない道路だと1キロ歩くのは大変なんです。

だからみなさん車で来店されます。そうするとおのずとハンドルキーパーと一緒に来店か、タクシーや運転代行を呼ぶしかありません。

来るだけで余計な経費がかかってしまう、本当に自分でも場所は二流…と思ってしまいます。

ターゲットは“子ども連れ”

場所は二流でも、なんとかお客様にお店へ来てもらわないといけません。
どういうお客様に来ていただくか、ここでお客様のターゲット層を考えはじめました。

まずは、お酒を飲みにくるビジネスマンもしくはカップル。これは、2人組だとどちらかが飲めないか、代行かタクシーを使うので来てもらうにはハードルが高い気がします。

そこで、今来ていただいているお客様を調べてみました。そうすると子ども連れ家族のお客様は意外と来ていただけていることに気づきました。

新興住宅地で若い世帯が多く、近くの学校も1学年5クラスから6クラスのマンモス校でした。

やはり新興住宅地が近い分、子どものいる家族は多く来てくれるのではないかと判断しました。ここから子ども連れのお客様をターゲットにすることに決定しました。

親も子も安心できるお店作り

子ども連れのお客様は、実は焼肉屋に行きたがりません。小学生未満の小さいお子さんがいる場合は特にそうです。

なぜかというと、火が近くにあり、お子さんの動きが予測できず気を抜けない状況になるからです。そこで、キッズスペースを現状の店内で作れないかと考え始めました。

そして通路に作ったキッズスペースが、意外にもヒットしたのです。お客様の座席より低い位置の通路にクッションフロアを敷き、通路に出られないよう簡易的な壁を作るだけのシンプルなものでしたが、これが子ども連れのお客様に喜ばれました。

子ども連れと言っても小学生ではなく、小学生未満のお子さんがいる家庭に特に喜ばれるものでした。

僕にとってキッズルームは子どもが遊べればそれでいいと思っていましたが、そうではなく、親が安心して落ち着いて食事ができるようにすることが目的で、お子さんに対応したお店であることに気づきました。

「子ども」という単語だけでは見えないお客様のニーズを見つけた瞬間でした。

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