いちりゅう南宮崎店

「焼くことを楽しむ」これがいちりゅう南宮崎店のメインコンセプト

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3年前、いちりゅう南宮崎店の方向性に悩んでいました。

お客様はだいぶ定着してきていましたが、徐々に常連のお客様が離れていっているのではないか?売上は変わらないような、それでも上がってなく下がっているような、ちょっと停滞しているようにも思えて、少し危機感を感じていました。

何か変えることはないか、変えるべきことは何か?

メニュー、オペレーション、接客、良いと思うことは一通り変えてみましたが、いまいちお店の変化に結びつかず、同じところを行ったり来たりしている感じでした。

そもそも焼肉屋として、いちりゅう南宮崎店はほかのお店とどう違うのか、お肉が美味しいだけで本当にお客様は来てくれているのだろうか、お客様がさらに来てくれるには何かが足りない、そんな思いがありました。

そしてたどり着いたのが、お店のコンセプトを考えることでした。

コンセプトって何だろう?

これはいろいろ勉強してきましたが、通常焼肉屋で考えられる「肉の鮮度にこだわる」「〇〇牛を使用したお店」「炭火で美味しいお肉を焼く店」などのありきたりな言葉をコンセプトとしてはいけないということだけわかってきました。

それならばお客様はどうしてお店に食べに来るのか、お客様の求めるものは何か?それを考えたとき、いちりゅう南宮崎店は、ほかの店にないものを持っていました。席の真後ろにあるキッズスペースです。

大手の居酒屋チェーンでもキッズルーム完備とはありますが、その席だけにキッズスペースがあるお店はありません。これは、ほかのお店にはない画期的なものでした。

そしてこの席は特に、ハイハイをし始めたお子さんから、3歳ぐらいまでのお子さんがいるご家族に大変喜ばれました。小さいお子さんは一人で遊ばせることができないため、親として目の届く場所で遊んでいてほしい。そんな気持ちに寄り添ったお席でした。

お客様は味以外にも、食べやすい環境も求めていて「居心地のいい空間提供」、これがコンセプトになるのでは?

焼肉屋としてのコンセプトの殻を少し破った気がしました。

しかし、それでもまだしっくりこない…。

居心地のいい空間を提供するお店は、焼肉屋でなくてもできて、たくさんありそうな気がします。コンセプトを作る上で、当たり前はコンセプトにならないと思っています。

まだ何か足りない。「焼肉屋」と「居心地のいい空間」を掛け合わせたコンセプトができないか、ああでもないこうでもないと毎日考えていました。

コラボ企画をきっかけに誕生したお店のコンセプト

そして、あるとき、宮崎海洋高校とのコラボ企画で新しいメニューを発明することになります。お店の七輪でお客様がお祭りの屋台で食べるイカ焼きを再現できないか?そんなメニューの開発でした。

それがこの「お祭りイカ焼き」です。

イカにタレを重ね塗りしながら焼きます。これがお客様にウケました。そのとき思いついたのです。

お客様は居心地がいい空間にいたい、美味しいお肉が食べたい、それ以外に焼くことを楽しんでいる。そして焼くことを楽しむことは美味しいお肉を食べたいことと、居心地がいい空間の両方とも含めることができる言葉である―。

このときからいちりゅう南宮崎店のコンセプトが、「焼くことを楽しむお店」となりました。

そのあとはメニューも変わっていきます。

焼くことを楽しむなら難易度が高い焼肉があってもいいのでは?ということで七輪で焼く炭火焼ハンバーグ、コーンバターを七輪で焼けないか?バターの溶けるところが見えるようにしたい、中が見えるコーンバターなどなど。

極め付きが、パンケーキを炭火で焼くことでした。これは、小さい子どもでも焼くことができて、しかも外がカリッと焼けてものすごく美味しくなりました。

「焼くことを楽しむ」。このコンセプトのおかげで、いちりゅう南宮崎店は、ほかにはない焼肉屋さんへの第一歩をようやく踏み出せたと思っています。

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